ウィーン、レオポルド美術館にてオスカー・ココシュカ展開催
金田佳子(美術史家:エゴン・シーレ研究)
世界最大のエゴン・シーレコレクションで知られるレオポルド美術館にて、オスカー・ココシュカ展が2014年1月27日まで開催されています。
オスカー・ココシュカ(1886−1980)は20世紀表現主義を代表するオーストリア出身の芸術家で、画家だけではなく、舞台装飾家、劇作家、エッセイストとしても大活躍しました。作曲家グスタフ・マーラーの未亡人となったアルマ・マーラーとの交際でも名を馳せ、彼女をモデルにした名作も多く残しています。
この展覧会は、ウィーン応用美術大学のオスカー・ココシュカセンター(Oskar Kokoschka-Zentrum)の協力を得て、芸術家ココシュカの人物像に焦点をあてた初の展覧会で大変話題をよんでいます。油彩画・版画作品だけではなく、200点ものココシュカの知られざる貴重な写真も展示されています。一部の展覧会場の様子は、下記の詳細から閲覧できます。
レオポルド美術館はマリアテレジア像のある美術史美術館から徒歩も可能です(ミュージアム・クォーター(MuseumsQuartier)という芸術文化施設内にあります)。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
■レオポルド美術館 LEOPOLD MUSEUM
開館日時/ 火曜日を除く毎日10 時−18 時まで(木曜日は10 時−21 時まで延長)
休館日/ 毎週火曜日
住所/ LEOPOLD MUSEUM, MuseumsQuartier, Museumsplatz 1, 1070 Vienna, Austria
観覧料/ 一般12ユーロ(学生、10名以上の団体等は割引あり)
詳細/ http://www.leopoldmuseum.org/en/exhibitions/50/kokoschka-the-self-in-focus
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